私学と違って,歴史も実績もなければ学校ではなかなか予算が出ず,苦労するので面倒だから自分で出すほうが早いというのだ。で,他の教師が協力してくれるかというと,お母さん教師は時間がきたら,さっさと帰る,お父さん教師も我が子のことのほうが大事で,熱心に指導する教師を白眼視するのが実態のようである。教職員組合の研修会などに訴えることを助言するが,教職員組合は教職員の権利を守るための組合だから,自分のように好きで熱心なのは逆におかしいと思われているというのである。
医療現場の小説で「白い巨塔」というのがあるが,学校現場は まったく 黒い鉄のカーテンで覆われている。